新築と中古マンション

中古マンション市場の先行きを「獲れすぎた魚」といえるのでしょうか。根拠は需要と供給のデータです。最初に首都圏の中古マンション流通動向を見ます。首都圏中古マンションの成約件数は、前年度比2・8万件。こ れに対し、売り物件として登録された中古マンションの数は、約4・ 2万件。売り出した中古マンションのうち約5件に 1件しか売れていないことを意味します。 もちろん、重複や成約してもデータに登録されていない物件もあるでしょうが、甘く見 ても 3件に1件が売れていないという厳しい現実です。
新築分譲マンションの成約率の低下です。 これほど新築マンションが売れないとなれば、当然マンションデベロッパ ーは売り切る ための値下げを敢行するわけですが、そうなると新築マンションの価格帯が中古マンショ ンの価格帯に近づいてしまいます。これが、「新築マンションが売れないから中古マンシ ョンが売れるようになる」という理論にクエスチョンマークがつくひとつの要因なのです。 最近の中古マンションの売れない理由のひとつは「ちょっとがんばれば新築が買えるは ず。それなら新築のほうがいい」というものです。そして、ほとんどの買い手のスタンス は「新築と中古を合わせて、多くの物件の中からよいものを探す」というものです。

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